考える。考える。


個人的な話なんですがここしばらくwebアプリケーションの開発に取り組んでいまして。
 
去年からPHPというサーバーサイドのプログラ ム言語を嗜む程度に勉強していて参考書に載ってたことをフィードバックするために自分で何か作ってみるかくらいに始めてみたんですが、やり始めてみると SQLインジェクションやセッションハイジャックなど主にセキュリティ面のことやHTML5やCSS3にjQueryMobileなどスマートフォン用 ページの作成のことなど別途参考書が必要になったりやらなきゃいけないことが山ほど出てきまして。
 
現在システムの構築がなんとか終わりスマートフォン用のページを作っているんですが、パソコンからのアクセスの時には考えなかったことがさらに色々出てきて資料や参考書を読み漁る日々を過ごしています。
 
主にUI。当たり前のことなんですがスマートフォンはパソコンみたいに画面が大きくないし処理速度も速くないのでパーツの大きさやプラグインのサイズなどかなりナーバスにならないと快適なユーザビリティを提供できません。
 
Twitterとかでも画面を広く使うために入力フォームをボタンに収納してたりしますよね。
スマートフォンではフォームを収納しているアプリ沢山あるよね。

そうすると今まで使っていたものをそのままスマートフォンに持ってきただけでは十分じゃないことが多々あります。
 
例えば今作っているシステムではボタンクリックで発火するイベントがあるんですが(あるよね普通)チェックボックスとかただでさえ小さい画面の横幅を狭めてしまうインターフェースがあってこれなんとかならんかなって考えていました。
パソコンで使うんならチェックボックスとテキストエリアが並んでもまったく問題ないし一般的だと思うんですがスマートフォンだとそれがけっこぅきつきつなんです。

そんな時見つけた「clear」というToDoアプリがあるんですがこれは全ての処理をジェスチャで発火するのでボタンがまったくなくてこの発想にはかなりびびりました。今年1番びびった。

色々ミニマルにしなきゃだなーって考えてはいたけど根本的にボタンをなくすなんて発想は普通ありえないと思う。


僕たちは何であれ、様々な制約の下で活動しています。
そして制約が全て悪い方に働くのではなく、「丁度いい制約」というものがあり、その制約があるからこそ、
人間の持っている知性という翼を自由にはばたかせる喜びもある。


これは佐藤雅彦さんが書かれた毎月新聞という本の中の「たのしい制約」というエッセイにある言葉です。


photo
毎月新聞 (中公文庫)
佐藤 雅彦
中央公論新社 2009-09

プチ哲学 (中公文庫) 四国はどこまで入れ換え可能か (新潮文庫) 考えの整頓 日本のスイッチ やまだ眼

by G-Tools , 2012/02/24



佐藤さんは大学の研究会で学生に所要時間5分以内に「垂直または水平な線だけを使って何かを表現しなさい」って課題を出したそうです。
ガチガチの制約の中でそんなに面白い表現は出ないだろうなって思っていたら予想をはるかに上回る表現が沢山出てきた。例えばこれ、何を表現しているか分かりますか? ※答えは最後
201202242toyfactoryjandlima.gif
予想以上に素晴らしい回答にテンションが上がった佐藤さんは次に「今度は僕からは条件をつけません。個人個人で自分に対して何らかの条件を考えて、その上で表現してください」って課題を出したんだって。

他人から条件で縛られることなく自分で好きなように条件を決めれるのだからもっと良い回答が出てくるはずだろうと思っていたら反対に散々な結果になってしまった。

学生達は制約や条件のない自由な回答になった途端どうしたらいいか分からなくなったんだって。

Clearを初めて使った時なんとなくこの話を思い出しました。

画面サイズや処理速度に制限があるスマートフォンにどう対処するのか?
というガチガチの制約の中でこそ生まれた素晴らしい表現を僕は見た気がした。
(Appstoreのレビューがけっこぅアレなんであんまり良いって言うと誰かに怒られちゃいそうで怖い)

ただこれはスマートフォン用に【どこまでパーツを削ってシンプルに出来るか】ではなく【どこまで使う人へ配慮出来るか】で考えると初見ではどうやって使うのかまったく分からないので一概に良しとするのも難しいところなんだそうです。
(ヒントがないんですね。逆に言えばボタンやフォームパーツは押すとどんなリアクションが起こるのか予測する手掛かりになる。)尊敬しているwebデベロッパーの方がいるんですがその辺りのことを少し教えていただきました。本当に奥が深いですねUI。

必要に迫られてそんなことを色々考えていたんですが腕の良いデザイナーさんはそんなの最初から知っていて考え抜かれたUIを作っているのにここまで絞りこまれてやっと気付く自分はほんとダメだなぁって思う今日この頃です。

でもスマートフォン用にページを作ろうとしなかったらきっと気が付かなかったので新しいことにはチャレンジするべきだなと思ったよ。



答え: 構成している直線の本数が同じ (なぞなぞww )

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本を読んだり絵を描いたりホームページを作ったり文章を垂れ流すのが好きです。
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