武士道シックスティーン の書評・感想

「人の一生なんて、いつどうなるか分からない、不安だらけのものなんだよ。
でもね、お父さんは一つだけ、それに打ち勝つ方法を、見つけたんだ」

武士道シックスティーン


「ようするにチャンバラダンスなんだよ、お前の剣道は」剣道エリート、剛の香織。
「兵法がどうたらこうたら。時代錯誤もいいとこだっつーの」日舞から転身、
柔の早苗。
相反するふたりが出会った。
さあ、始めよう。わたしたちの戦いを。わたしたちの時代を。
新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち一本。

続編の武士道セブンティーンも読まなくては。


そう思いました。


話自体は持ち越すような事もなく完結するんですが、続編があるなら絶対に読みたい面白さでした。


部活や家族に悩み揺れ動く少女の気持ちを


・剣道一筋で正統派の強さを持ち勝つ事にこだわる性格の堅い古風な香織
・日本舞踊からの転身で独特の足裁きを使う天才肌で今風の女の子早苗


二人の少女の視点を通し、交互にストーリーが進み
二人の少女がぶつかり合いながら成長していく様子は青春そのもの。


この年になるとそーゆーのがまた一段とまぶしい。


どちらの少女もそれぞれに悩みを抱えていて、
特に【勝負するということ】、【勝負に勝つということ】について


それぞれの家族を交えながら【勝負に勝つというのはどういう事なのか】を書かれている部分があるんですがその話がすごくステキな内容でした。


そもそも最初からその問題提起のような発端が物語の最初にあり、
ストーリーにしっかりとはまっていて、物語が進むごとに無理なくその解答にもっていくので
ストレートに入ってきて嫌味がなく、かなり胸を打つ。


二人の性格、剣道に求めているもの、信じるもの


そういったものがまったく違うので、時に激しくぶつかり、火花を散らすけれど
剣道に対する真剣さとか真摯さが二人の根底にあり、


だからこそどんなにぶつかり合ってもそれが足の引っ張り合いじゃなく、
お互いを更なる高みへと成長させるライバルなんだろう。


こんなに感動してスッキリしたのは久しぶりです。


この読後感は 部活の後にガブ飲みしたアクエリアス。


photo
武士道シックスティーン
文藝春秋 2007-07
売り上げランキング : 9515
評価

武士道セブンティーン 武士道エイティーン ガール・ミーツ・ガール ヒトリシズカ 疾風ガール

by G-Tools , 2010/02/03



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name:Jose
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本を読んだり絵を描いたりホームページを作ったり文章を垂れ流すのが好きです。
お酒がほとんど飲めずたばこも吸えなくてギャンブルとか全然面白くない草食系で 笹とか食ってそーだよねって言われるのですがベースは熊ですのでお気を付け下さい。
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