東京バンドワゴン の書評・感想

愛こそすべて

東京バンドワゴン

明治から続く下町古書店"東京バンドワゴン"
ちょっとおかしな四世代ワケあり大家族のラブ&ピース小説。

家族ものの小説で町内、家庭内で起こる短い事件、
謎を解決しながら月日が流れていくタイプの小説です。


四世代家族という事で、登場人物多いです。


でもその辺はあまり深く考えないでいいと思います。


江戸っ子のおじいちゃんや その息子 我南人は伝説のロッカー
我南人の長男は学者肌で落ち着いた性格でその嫁はんの亜美は元スチュワーデスetc・・


と、それぞれにキャラ立ちしているので中盤くらいまで読んだらたぶん誰が誰だかなんとなくわかる。


家族の中の長男や小学生の子供などといった主人公となる人物の目線で物語が進んでいくものが多いけれど 死んだばぁちゃん(堀田サチ)がナレーション役として登場しているのが面白い。


ほのぼのとしたホームドラマをのんびりしたばぁちゃんの口調がさらにほのぼのとさせてくれます。


ストーリーの中で起きる事件も、誰かが傷ついたり、誰かを傷つけたりするのではなく それを解決することによって家族の絆がより深まるような、そんな内容なので心配ありません。


複雑でハードボイルドな推理小説や、ドロドロとした泥沼のような不倫小説、鋭利な刃物で傷つけられるような失恋小説など そんな小説に疲れたら この本をとってみるのも良いです。


それぞれ悩みはあるけれど、包み込む家族の物事の捉え方はひどく前向きで、明るいです。


そう、愛こそすべてです。


そんなわけで、最後の章は「愛こそすべて」というタイトルだし


我南人がマンションの屋上で演奏するのは「ALL YOU NEED IS LOVE」です。


読み終わった後、ビートルズの「ALL YOU NEED IS LOVE」を聞きました。


そりゃあね、許されないこともあるだろうし、許せないこともあるよねぇ。
でもね、奈美子ちゃんにもあなたたちにも、年寄りの僕やケンちゃんにだって未来はまだまだあるんだよねぇ。
憎んでいたって何も始まらないんだよね。憎しみからは何も生まれないのさぁ。ただただその感情が続いていくだけ。
暗いねぇ。暗いよ。未来は明るい方がいいよ。うん、明るい方がいい。
楽しくなることを考えていく方がずっといいんだよねぇ。
過去に何があってもさ。

そう思わない?



photo
東京バンドワゴン (集英社文庫)
集英社 2008-04-18
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評価

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by G-Tools , 2010/10/26



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本を読んだり絵を描いたりホームページを作ったり文章を垂れ流すのが好きです。
お酒がほとんど飲めずたばこも吸えなくてギャンブルとか全然面白くない草食系で 笹とか食ってそーだよねって言われるのですがベースは熊ですのでお気を付け下さい。
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