鹿男あをによし の書評・感想

やる前からあきらめるな。
それは相手に負けたんじゃない。
自分に負けただけだ。

鹿男あをによし

「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」
二学期限定で奈良の女子高に赴任した「おれ」。
ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令!?
「並みの天才じゃない」と金原瑞人氏激賞!

地味に日本を救う男の物語です。


と、いうか救わなければ顔が鹿になっていくという設定なので救わざるをえません。


とある理由から2学期の間だけ奈良の女子校に赴任した主人公は大仏殿の裏の原っぱで 鹿に「お前は運び番に選ばれた。」と話しかけられます。


京都に行き、目と呼ばれるものを受け取りそれを無事に届けるよう鹿に命令されます。


鹿に。


しかし京都で目と呼ばれるものは何者かに奪われてしまい、主人公は喋る鹿に印をつけられて
顔が徐々に鹿になっていきます。


奪われた目を取り返すべく顔が鹿になっていく主人公が奔走する というのが大筋なんですが この鹿になっていく顔の 猫耳ならぬ鹿耳になるシーンで

耳に力を入れてみた。
鏡に映った鹿の耳が羽のようにくりくり動き、俺は心の底から悲しみを感じた。


という所がすごいカワイイのに、すごい悲しげで、すごく好きです。 えぃっ(>д<^)゛クリクリッ


日本を救うという壮大な物語なはずなのに、雌鹿が何故かおっさんの声だったり、鏡に映る自分の顔が鹿だったりするのが ユルカワイイ。


日本の神話ネタなどへーそーだったんだってゆートリビア的な話も沢山あってとても勉強になるし 大和杯(奈良・京都・大阪の三校の姉妹校による運動部の交流戦)の描写は感動してうるるんです。


剣道の試合中、マドンナと呼ばれる京都の剣道部顧問のヒロインが生徒に


「自分の剣道!!」


と一際通る声でエールを送るシーンがとても胸に残りました。


勝敗を超越した、とても良い言葉(エール)だと思います。


photo
鹿男あをによし
幻冬舎 2007-04
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評価

ホルモー六景 鴨川ホルモー プリンセス・トヨトミ ザ・万歩計 鴨川ホルモー (角川文庫)

by G-Tools , 2010/02/03



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本を読んだり絵を描いたりホームページを作ったり文章を垂れ流すのが好きです。
お酒がほとんど飲めずたばこも吸えなくてギャンブルとか全然面白くない草食系で 笹とか食ってそーだよねって言われるのですがベースは熊ですのでお気を付け下さい。
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