食堂かたつむり の書評・感想

人は、いつも澄んだ気持ちでなんかいられない、と思う。
みんな、濁り具合の差こそあれ、心の中を満たしているのは泥水だ。

食堂かたつむり

恋人のインド人に部屋の荷物を持って逃げられたショックで主人公倫子は声を失う。
失意の中実家に帰った倫子は母に離れを借りて食堂を始める。
その店の客は一日に一組。
メニューはその人の人柄や状況に合ったもの。
その料理を食べると願い事が叶うと店は評判になるが。

amazonのブックレビュー見ていたら某番組で絶賛されていたから読んでみたけど
面白くなかったって感想がすごく多かったです。


テレビを見ないので、なんの知識もなく読んだんですが
「普通...かな...。」みたいな感じでした。


「後半、涙なしでは 読めません」と紹介されたみたいで、
確かに後半は感動的なシーンがあるし、終わり方はハッピーエンドだし


とても読みやすく普通に読めました。


ただなんか設定に奥深さとかがないからなのかな?


話がとんとん拍子に進みすぎる感じがしました。


どのシーンでもそう感じてしまって全体的にあまり共感出来なかった。


恋人のインド人と同棲していたけれど部屋の荷物をごっそり持って逃げられ
失意の中荷物をまとめて実家に帰りそこで不仲の「おかん」に実家の空いたスペースを借り
食堂かたつむりをオープンするんですが


それを【自分の店を持つという夢が叶った】というような表現をしていて
それがあまりにもあっさり叶ってしまったので
このお店に対する愛着のようなものを感じる事が出来なかったです。


え、そんなに簡単に夢叶うんだ...。(・_・;)


みたいな。


自分のお店を持つのはすっごいお金が沢山いるし、 お店が休みの日にも料理の修行したりしなきゃいけないので何年も苦労して、 我慢して、やっと独立して自分の店を持ったという描写があるのならまた違ったと思う


言うなれば「おかん」にスペースを貸してもらったおかげで夢が叶ったのに 冒頭からある「おかん」への不信感のようなものが(後半への布石だから仕方がないと思うけど) 理由があやふやなままに不信感だけがあり続けるから、あまり読んでいて良い気がしなかったです。


その理由をもっと詳しく書いて欲しかった。


親子間の照れであったり、不器用さであったり、短所が見えすぎてしまうとか


そういったままならない感情を書かれていたらホントに後半涙なしでは読めなかったと思います。


全体的におとぎ話のようなふんわりした雰囲気の本なので、若い人やお子さんなどに良いと思います。


僕はもぅオッサンなのでなんか少し物足りなかったです。


photo
食堂かたつむり
ポプラ社 2008-01-10
売り上げランキング : 5738
評価

喋々喃々 ファミリーツリー 風花 食堂かたつむりの料理 うつ恋

by G-Tools , 2010/02/03



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Profile
name:Jose
sex:male
age:31
本を読んだり絵を描いたりホームページを作ったり文章を垂れ流すのが好きです。
お酒がほとんど飲めずたばこも吸えなくてギャンブルとか全然面白くない草食系で 笹とか食ってそーだよねって言われるのですがベースは熊ですのでお気を付け下さい。
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