忍びの国 の書評・感想

俺たちは、何も信じちゃいない。

忍びの国

人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。
親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。
戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。
「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが...。
歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的な感動に包まれる傑作長篇。

なにこれ、最高なんですけど。


「のぼうの城」も面白かったけれど、ヤッパ男なら「忍びの国」じゃないでしょうか?


何千とか何万人規模の大きな戦の中での光成の水攻めとかスケールが大きくて面白かったけれど
忍びが主役だからか、今回は個 対 個(無門vs日置大膳)というシーンがあってそれが相当かっこよかった。


今回の主人公・無門は伊賀忍者の中でも「その腕絶人の域」とされた最強の忍者。


強い。


とにかく強い。


今回の主人公は圧倒的に強い。


強さの桁が他と明らかに違う。


サッカーで例えるなら他の忍者が小学生で無門はJリーガー。


それくらい飛びぬけて強い。


そして残虐非道。


それなのに、「裕福な暮らしをさせてやる」と他国からさらってきた侍の娘に頭が上がらず
びっくりするほど強いのにびっくりするほど情けない。


このさらってきた娘、[お国]。


「無門殿は裕福な暮らしをさせてやると言ったのに話が違うではないか。」
と日々無門に詰め寄り、無門はお国にデレデレで忍びの仕事をサボってばかり。


めちゃくちゃ強いのに、もぅこの娘の機嫌がなにより大事。国の一大事とかよりも全然大事。


このダメダメな所がすごく良い。


後半で無門が数千人の忍びを従え伊賀を救うようなすごくかっこいいシーンがあるんですが、 その理由が正義感や愛国心とかじゃなくてお国の機嫌をとるためだけというのが逆にかっこ良かった


ここまで尻にひかれると清々しいよ。


お国に事あるごとに「俺は伊賀一の忍びだからなぁ」とヘラヘラ自慢するのが嘘の多いこの男の
唯一の真実だった。って所がとても好きです。


それだけが真実ってのもスゴイよね。


そんなこんなで金に困った無門は主から示された百文の小銭欲しさに二年ぶりに敵の伊賀者を殺める


一応物語の主人公なんですが、お国以外の人間に対しては残虐で血も涙もないので躊躇せずに人を殺します。


ここから大きな流れが起き伊賀忍者軍団vs織田信雄軍の戦いに発展する。
この敵対する織田軍の日置大膳が超かっこいい。


この人弓の名人で、その強烈な弓に撃たれると弓が刺さるどころじゃなくて、足とかふっとびます。


しかもすんごい遠くから撃って。


つ...つえぇ...。(゚д゚;)


日置大膳ハンパねぇ...(゚д゚;)


この日置大膳vs最強の忍び無門や


「無門」という名前の由来、


その残虐非道な生き方、


そして心境の変化


などなどかなり面白い。


熱い。


熱いよ和田竜さん。


もしも映画化されるのなら「のぼうの城」より「忍びの国」の方が見たいのは エンディングのラストシーンがとてもかっこよかったからです。


目に浮かぶような映像を実写で見てみたい。


最終的にやっぱりそれかよ!


これだから男(伊賀忍者)はっ!


っていう所に僕は鳥肌が立つくらい感動しました。


photo
忍びの国
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